経済ニュースの後にVチューバー
「相内 ユウカ」というVチューバーをご存じですか?
テレ東が誇る?Vチューバーで、23時台のニュース「ワールドビジネスサテライト」の放送後に「相内 ユウカにわからせたい!」という動画の配信を始め、いくつかの番組を配信しています。肩書としては「バーチャルアナウンサー」なんだそうです。
見ていただければ分かりますが、キャラ設定としてはかなり・・・おバカな感じ(;^_^A
でもそれが許されるのがVチューバー。だってバーチャルなんですもの(;^_^A
(動きもまだまだぎこちない感じですが、それも許されます。だってバーチャルなんですもの(笑))。
これがリアルのアナウンサーであれば、ひと炎上あってしかるべきです(笑)
むしろバーチャルであるからこそ、「無知で素人」であることを前面に出して、基本的な質問を臆せずにぶつけられるのです。
これって、ちょっと前なら「おバカタレント」と呼ばれてた方々であるとか、アイドルの方であるとか、お笑い芸人が担うポジションだったと思うんですよね。
それが今、こうしてバーチャルな存在がその位置を奪っているわけです。
「先生」の言うことはアテにならない
「AIが来るぞ。今までの仕事を奪っていくぞー」
そう言われてます。そう言われ出して久しい、と言ってもいいでしょう。
お偉い先生や、シンクタンクと呼ばれる機関が「既存の職業の半分近くはAIで代替可能」などと言ってました。それこそ何年も前に、です。
ちなみにこの記事、2014年の記事です。この記事から5年近く経ってますが、挙げられた仕事のどれだけがAIに取ってかわられているでしょう?
実際にAIが進出している分野と言えば、今のところ映像分析を始めとするデータ解析の分野など特定の範囲に限られていると言っていいのではないでしょうか。
こういった研究を非難しているのではありません。
得てしてこういった理論はセンセーショナルに報道される傾向にありますし、どうしても誇張されていまいます。
ただ、こういった専門家の意見というのは、あまりアテにできないとの認識は持っておいて良いかと思います。
スマートフォンの普及についても専門家は「価格が高いうえに操作が高齢者などには受け入れられない」としてそれほど急速には普及しないだろうと言っていました。
それが爆発的に普及したことは皆さんご存じの通り。
専門家の分析を真に受けた携帯シェア世界一だったノキアが置いて行かれて窮地に立ったことは記憶に新しいところです。
結局、世の中を動かすのはニーズってことです。
バーチャルアイドルは躍進する
そういう意味でも、今後Vチューバーを始めとするバーチャルアイドルは伸びると僕は思っています。何と言ってもこういったバーチャルなキャラクターには今の世の中のニーズに応える利点があるからです。
・注文主の希望通りのキャラクター作成が可能
・スキャンダルのリスクが少ない
・低コスト!
注文主の希望通りのキャラクター作成が可能
バーチャルアイドルのキャラクターは自由に作ることができます。スポンサーや制作サイドの希望に合ったタレントや芸人を探さなくていいのです。いや、正確には声をあてる声優さんやタレントさん、芸人さんが大事になりますが、設定されたキャラクターに沿ったアテレコをしてもらうのでキャラクターにブレが出ません。
そう、「ボーっと生きてるんじゃねーよ!」と世の中を叱り飛ばす「永遠の5歳」も生み出せるわけです。
スキャンダルのリスクが少ない
前述のとおり、アテレコしているタレントさん等にスキャンダルが発生するかもしれませんが、そのバーチャルアイドルとは切り離して考える人が多いので、そのイメージダウンは最小限にとどめることが出来ます。こんなアイドルは居ませんよね。
まぁ、キム兄にスキャンダルが無いにこしたことはありませんが(言っちゃった(笑))。
低コスト!
これこそがバーチャルアイドルの最大の強みです。一度世に出してしまえば、リアルのアイドルとは比べ物にならないくらい低コストで活動できます。
ギャラも格安、警備を厳重にする必要もない。遠方への移動も容易ですし、ともすれば多地点同時活動も可能。グッズ化もしやすいといいことずくめです。
ただ、まだまだ現状は俗にいう「萌え」な感じのキャラクターが多いので、ファンが限定的という面があります。しかしそれもチコちゃんがその殻を破って全世代に受け入れられる先例を作りました。今後は彼女の成功を参考に様々なキャラクターが増えていくことでしょう。
AIが来るのはその後
今はまだ、バーチャルアイドルの後ろには「人間」が必要です。
人間が居るからこそ、そのキャラクターが生き生きと輝くのです。
人々のニーズに応えて、今後僕らが目にするバーチャルアイドルは増えていくことでしょう。
僕がちょっと考えただけでも、「お天気キャスター」やアナウンサー、ワイドショーのコメンテーターなど、テレビの世界は特に置き換えていいんじゃね?ってポジションが多いですし、それ以外の業界でもバーチャルアイドルの精度が上がるほど利用される場面は増えていくことでしょう。
ただ、そのバーチャルアイドルが人間を必要としなくなる日もいつかやってくるでしょう。僕らが全く違和感を感じることなくコミュニケーションを取ることができるバーチャルアイドルがいずれ現れます。
それまでAIはひたひたと進歩を続け、いつの間にか世の中に浸透していくはずです。
ボーっと生きてると、本当に自分の仕事を奪われているかもしれません。
その時はきっと、「先生」たちが思いもしなかった形で、そして思いもしなかった業種がAIに取って代わられているでしょう。
しかしそれは世の中に求められるニーズをしっかり把握していれば肌で感じられるはずです。
僕らは変化に敏感に、その変化を楽しめるくらいの感度を持っていないといけないと思います。
僕らだってある意味ヴァーチャルアイドルだよね。
うん、そう言えなくもないね。
だったらにーには2.5次元俳優ね。
いやいや、キャラクター演じてないし(笑)
山のフドウ!
・・・デブって言いたいのね(´;ω;`)ハート様よりいいけど・・・
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