これまでも繰り返されてきた印鑑文化不要論
こんばんは、猩々猫(@showjyoneco)です。
前回、虚礼について書きましたが、今回は僕が今の世の中で本当に不要だと思っている印鑑文化についてお話させていただきたいと思います。
ぶっちゃけ、今のご時世に必要ですか?ハンコ。
necottoのローンを組むにあたって、そりゃあ何度もハンコを押しましたよ、銀行の書類に。当然実印です。印鑑証明も何度も提出しました。工期が延びて有効期限が何度も切れましたからね!(笑)
その度に担当の銀行員は押した印影と印鑑証明の印影をそれぞれ半分に折って、ペラペラと何度も間違いないか確かめていました。
それを僕は「大変やねぇ・・・。無駄な作業やねぇ・・・。」と思いながら眺めていたものです。
今の世の中、印鑑なんぞは印影と3Dプリンタがあれば複製可能です。
それなのに、なぜ未だに印鑑文化は無くならないのか。
印鑑業界を守るためなのか(笑)
日本にやってきた外国人に密着するという人気番組で、自分の印鑑を作って大喜びするフランス人男性のモデルさんが取り上げられ、大層人気が出ました(白梅華さんも大ファンです)。その中でも家を借りる時に印鑑が必要とされるくだりが放映されていました。外国人相手にです。
それだけ「印鑑文化」というのは根強いのです。
印鑑を持たない人は1人前の人間として扱ってもらえないと言っていいでしょう。
でも虚礼以上に、無くなってもきっと困らないでしょう。一部の人を除いて。
静かに進んでいる印鑑不要という流れ
実は、気付かないうちに印鑑不要という流れは進んでいたりします。
例を挙げるならまずネット銀行。提出する書類は「身分証(免許証等)の画像データ」となり、印鑑不要です。預金を下ろすのもATMですし、手続きは全てWEB完結ですし。
そして意外に「年金請求書」なんかもそうです。
今はほとんどの人が基礎年金番号とマイナンバーが紐づいていることもあり、年金請求書の多くは「本人が自署される場合は押印不要」となっています。
確定申告もe-Taxの電子申告を利用する場合は押印不要です。
ただし書面提出の場合は押印必須。「扶養親族等申告書」なんかもそうですね。
シャチハタなどのスタンプ印も不可とされています。理由は以下をご覧ください。
このように、実はじわじわと印鑑不要という流れは進んでいます。
が、困ったことに印鑑文化が一朝一夕になくなることは無いでしょう。
なぜなら「ハンコさえあれば誰でもその人間の権限を行使できる」というセキュリティとは真逆の利便性があるからです。
ハンコを打つ人が本人でなくても誰も気にしない
会社の決裁文書から宅急便の受け取りまで、印鑑の持ち主本人ではない人間が押印する場面というのはこの日本社会にどれだけあるでしょう?
まぁ宅急便についてはシャチハタだろうがサインだろうが構わないんですが(身分確認必須の送付物もあります)、このように印鑑は「承認の意思を示す手段」といて用いられる場合がほとんどで、決して本人確認の用をなしていないのです。
それが膨大な書類を必要とする日本社会が円滑に回っている理由です。
2016年の記事なので少し古いですが、印章業界の方がこんな事を言ってました。
「ハンコは本人認証というよりは、“確かにこれに同意した”という意思表示の証拠としての意味が大きい。だから静脈認証や生体認証ですべて代替はできない。
意思表示の証拠として代わりうるのは『サイン』ですが、法改正など膨大な手間をかけてすべてサインに変えても、印章業界が損をして、得する業界はない。だから、誰もハンコをなくそうと本気では動かない」
・・・あほくさ(;´・ω・)
減らすべきは押印が必要な書類と、その工程や手続きの数です。それが何故分からないのか。
そんなことだから日本企業はスピードで海外企業についていけないのです。
大げさではなく、一日も早く無駄な印鑑文化を廃する事、それがこの国の命運さえも左右するかもしれない、僕はそう思っています。
ダイエット報告:令和元年8月18日
体重 126.1㎏ BMI 36.1
すみません、先週ダイエット報告忘れてました(;^_^A
特に先々週は暴飲暴食が祟って太ったのですが、それでも130kgに達することはなくなったので、それは良い傾向だと思っています(^_^)
僕らも鼻の模様で本人確認できるらしいよ
「鼻紋認証システム」だね(^_^)
マイクロチップはちょっと怖いな・・・(´・ω・`)
うん、僕もその事については思う所あるから、今度そのことテーマにしようかな
にーにが動物愛護法に咬みつきます!
・・・やめい! そこまで言ってないから(;^_^A
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