行くべき!とは即答できない
さて、いよいよ明日に迫ってきた参議院選挙ですが、イマイチ盛り上がりに欠けるように僕は感じます。投票率の予想も軒並み低めで推移しているようです。
なんと言ってもこれ!って争点がないのが問題。野党の歯切れが悪すぎます。
降って湧いた「年金2000万円不足問題」を取り上げてみても、野党に明確な対案があるわけでなく、せっかく手に入れた武器を生かし切れていない感じです。
消費税は10月に上がるし、日韓関係は悪化してるし、その他の外交問題も山積みだし、与党が大勝すれば改憲への動きが出るのは明白だしと、とりあげるべき争点はいくらでもあるはずなんですけどね。
これでは投票に行かないという判断する人が増えても当然。
僕が言えるのはこれだけ。
「僕は行きます」
話題の逆メッセージ「若者よ選挙に行くな」
「若者よ選挙へ行くな」という動画をご存知ですか?
そもそもアメリカの2018年の連邦議会中間選挙の際に登場したキャンペーンなのですが、老人が若者に「選挙に行くな」と訴えることで、逆に若者の投票を促すというものです。
本家のアメリカ版ではそれなりに効果を上げたようです。
で、今回日本版が出て再生回数も300万回を越えてるらしいのですが、これがアメリカ版の丸パクリ。僕はそのセンスには疑問を感じているのですが、関心を集めたというだけでも一定の評価はできると思います。
参考:BuzzFeed News
https://www.buzzfeed.com/jp/keiyoshikawa/go-to-vote
政見放送の動画も、安倍総理の自民党と山本太郎氏のれいわ新選組が再生回数を伸ばしています。
こういった動画はやはり若者層が多く視聴するかと思いますが、なるほど「若い世代に自民党支持者が多い」というのは本当なんだなぁと頷ける数字です。
投票行動は他者に批判されるようなものでは無い
選挙の時、投票に行くかどうか、その行動は大別して4つになると思います。
・関心を持って投票する。
・関心はあるが投票しない。
・関心はあまりないが投票する(支持政党が決まっている等)。
・関心が無いので投票しない。
どれも他者に批判されるような物ではないと僕は思います。
むしろそれを選べるのは素晴らしいことだとも言えるでしょう。
ただ個人的に、4番目の「関心が無いので投票しない」層が増えすぎるのはいかがなものかとは感じます。
しかしそれを若者の問題とするのも短絡的な気がします。
18歳の若者に「政治に関心を持て」と言われても、それは無理でしょう。なんと言っても実際の自分の生活に政治が関わっている実感が無いのですから。
僕自身のことを振り返っても、やっぱり政治が自分の生活に関わっていることを実感してからやっと政治に関心を持ち始めましたし、そのきっかけも「就職」「結婚」「育児」「親の介護」などその人その人で違うでしょう。
まだそのきっかけと出会ってない人に「政治に関心を持て」と言っても無理な話です。
行くのかい、行かないのかい? どっちなんだい?
この元ネタ、分かる人どれだけ居るのかなぁ?
と、とりあえず選挙は国の筋肉だと言いたかったのですが、こじつけ感強いですね(笑)
行くのか行かないのか、それは自由です。
ですが行っておけば堂々と自分の意見を述べることができます。
「選挙にも行ってないのに政治批判するな」そういう意見は少なからずありますから。
最後にもう一度言っておきます。
僕は行きますよ。
(図書館版)18歳選挙世代は日本を変えるか (ポプラ選書―未来へのトビラ)
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