まっぴらごめん~50歳からのセミリタイア挑戦~

老後は好きなことして過ごしたい! 生活のために働き続けるなんてまっぴらごめん。余生を「猫の保護活動」に注力するため、セミリタイアを目指して奮闘する日々を綴ります。

保護猫に出会ったら 第4回 ー病院に連れて行こうー

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☆☆病院を探す☆☆

かかりつけの病院がある場合はそこでいいのですが

長い付き合いになるので病院選びは慎重にしたいものです。

もちろん自宅から近い方が負担は少ないので

近くの病院を調べ口コミを参考にしたり

休業日や診療時間、救急対応をしてくれるか確認します。

病院をきめたら電話をして「保護した子猫の健康診断をしたい」

と伝えましょう。病院によっては連れてくる時に

「こうして下さい」と指示を出される場合があります。

指示に従い、わからない事は遠慮なく尋ねましょう。

その時の対応によって病院の雰囲気もわかります。

 

余談ですが病院にすぐ連れて行くか迷う時や

料金の目安を知りたい時なども事前に電話相談をお勧めします。

きちんと教えてくれますし、そこで答えてくれないような

病院には連れて行くべきではありません。

 

病院でお願いできる項目は

☆大きな病気や先天性の異常がないか皮膚病や耳ダニなどがいないか

☆性別(わかる月齢であれば)、月齢の判断

☆血液検査(希望すればエイズや白血病も調べて貰えますが、感染から日が短いと正確な結果が得られない事もあります)

☆ダニやノミの駆除

☆検便

☆ワクチン

などです。月齢やタイミングによっては少し時間をおいて

やった方がいいものもありますので先生と相談をして下さい。

 

☆☆猫の病気について☆☆

先述したワクチンですが、単体(猫エイズ、白血病)と3~7種まであります。

室内飼いの猫には3種が推奨されていますので

ここでは3種ワクチンに含まれる病気のお話をします。

 

●猫ウイルス性鼻器官炎(FVR・猫かぜ)

感染猫のくしゃみ、鼻水、目やに、よだれ、排せつ物の他、空気感染する

●猫カリシウイルス感染症(FC-7)

感染猫との接触、空気感染の他人の衣服や手なども媒介になる

●猫汎白血球減少症(猫伝染性腸炎・FPL・パルボ)

感染猫との接触、排せつ物や吐しゃ物で汚染されたものや人の衣服や靴の間接感染

 

このようにいずれも感染力が強い病気です。

人が媒介になる間接感染や空気感染もするので室内飼いの子にも

ワクチンは必要です。ただ、子猫は生後2ヶ月以上になって

接種が好ましいと言われていますし、健康な子にしか接種できません。

子猫や反対に高齢の猫などは先生と相談して決めましょう。

 

ワクチンを打った後も注意が必要です。

特に24時間は 「副反応※1」 がでやすいので注意深く様子をみましょう。

※1 副反応とは

顔面の膨張、皮膚のかゆみや蕁麻疹、嘔吐、下痢、発熱、元気消失、

呼吸困難、虚脱など心配な場合は病院に電話して指示を仰ぎます。

10万分の1から100万分の1の割合で注射部位に肉腫の発生が

報告されています。病院によってはその対策として

シッポに注射をするところもあります。

1週間ほどはあまり興奮させず、激しい運動やシャンプーを控えるようにします。

 

通常のワクチンとは別に知っておいてほしい病気があります。

●猫白血病ウイルス感染症(FeLV・猫白血病)

感染している猫の唾液、涙、血液に含まれたウイルスが口、鼻から入ること

お母さんからの遺伝で感染します。グルーミングや食器の共有も感染経路です。

キャリア(保菌猫)でも発症するまで1~3年ほど潜伏期間があります。

感染してから抗体ができるまで1ヶ月ほどかかり、反応がでない事があります。

また生まれたばかりの赤ちゃんは

お母さんから抗体を譲り受けている場合があり生後6ヶ月すぎに

自分で抗体を排出できるようになって陰性になる(陰転)こともあります。

単体のワクチンの他4・5・7種に含まれています。

 

●猫後天性免疫不全症候群(FIV・猫エイズ※この名称をやめようという動きもあります)

猫免疫不全ウイルス自体はとても弱いウイルスなのでキャリア(保菌猫)でも

発症せずに一生を終える子もいます。

感染して抗体ができるまで1~2ヶ月かかるので感染直後には

反応が出ない事があります。また生まれたばかりの赤ちゃんは

お母さんから抗体を譲り受けている場合があり生後6ヶ月すぎに

自分で抗体を排出できるようになって陰性になる(陰転)こともあります。

血液や唾液を介して感染するので感染猫に噛まれてケガをする、

お母さんから遺伝が大きな感染経路です。

単体ワクチンがあります。

 

どの病気も子猫だと重篤化しやすいのでよく観察し

必要に応じたお世話をしましょう。いずれの病気も病院で治療を

受けた後はストレスの少ない落ち着いた環境が大切です。

 

                       つづく

 

 

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