まっぴらごめん~50歳からのセミリタイア挑戦~

老後は好きなことして過ごしたい! 生活のために働き続けるなんてまっぴらごめん。余生を「猫の保護活動」に注力するため、セミリタイアを目指して奮闘する日々を綴ります。

necotto誕生物語 #06

避けては通れぬ、お金のはなし

f:id:showjyoneco:20190503113821j:plain

necottoが当初の完成予定より遅れに遅れたのはこれまで何度も書いてきました。なにもわざと遅れたわけではありませんし、思いもよらないトラブルが起こったのも分かります。しかし、それでもなお、それを「はいそうですか」と見過ごすわけには行きませんでした。通常新築マイホームの場合、1か月スケジュールが間に合わなかっただけでも大問題になるそうです。それを僕らは1年半、耐えることになります。もちろんマイホームとアパートという差がありますが、通常訴訟沙汰になったり、契約破棄や業者を変える話が出ても不思議ではない遅れです。

ブログのカテゴリに「資産運用」を挙げている以上、今回は、きれいごとでは済まない、生々しいお金の話をしようと思います。僕らみたいなケースはレアだとは思いますが、ご参考にされてください。

 

損失の責任は取ってもらう。きっちり仕事もしてもらう。

S社との関係がギクシャクして、部材等を安普請されても困ります。そして雑な工事をされても困ります。そこで僕らは「使う部材を全て確認し、設備を全て選び終わってから」S社との補償交渉に臨みます。

キッチンやトイレと言った設備だけではなく、照明ひとつ、ドアノブひとつ、そして壁紙の1枚1枚に至るまで、全てを僕らが選びました。全てを選んでおいたのでS社が勝手にそれを変更することはできません。あとは作業の内容、前回書いたようにそこに目を光らせたのが「チームnecotto」の面々です。おかげで、グレードを落とさずにnecottoは完成するのです。

 

今になって思えば、S社の対応も僕らに幸いしました。何度も小刻みに完成予定を変更するものだから、僕らに有利な交渉に持っていきやすかったのです。

まず、僕たちはH28年12月という当初の完成予定が間に合わなかったことを、不問にしました。「ただし、H29年4月入居には間に合わせてください」それが僕たちが提示した条件です。S社は「お任せください!」と答えます。これから1年以上遅れることになろうとは、思ってなかったことでしょう。

厳しいことを言いますが、それはS社の見通しが甘かっただけです。H29年4月の完成が間に合わない事が確定したした時、僕たちは「考えうる、最も遅めに想定した、間違いのない工程表を再度出してください」と要望します。そうして出てきた工程表にあった完成予定はH29年9月末、10月入居には間に合わせるというものでした。アパートの入居ピークは当然春です。そして2番目に多いのが秋、S社はそこに間に合わせると宣言したのですが、それも希望的観測による見込みに過ぎませんでした。S社は僕らと銀行を、完全に怒らせることになります。

 

その頃には、僕らとのやり取りはS社の社長自らが行っていました。銀行からも睨まれ、necottoの工事だけにとどまらず、今後の取引にも影響が出るような状況にS社は陥っていたのです。それは、補償交渉という面では僕らに有利に働きました。

 

天秤のバッジ

遅延違約金はもちろん、この1年半の遅延に伴って生じたと考えられる損害は全てピックアップしました。そして僕らは、リアルに弁護士相談をします。これもまた人に恵まれたのですが、「初回相談30分無料」と謳っていた弁護士事務所で、1時間以上話を聞いてくれ、S社との対応についてアドバイスをいただきました。それから何度か電話でも相談にのってもらいました。それなのに「S社と本当に闘わねばならなくなった時にお力をお貸しします」として、全て無料で相談に乗ってくれたのです。

弁護士に相談するなんて初めての僕らは「悪徳弁護士だったらどうしよう」なんて本気で心配していましたから、この出会いも本当に猫の神様のお導きでした。

 

その弁護士事務所のアドバイスに従いS社との交渉を重ね、僕らは納得のいく補償を勝ち取ります。不本意ながら、です。本当ならこんな話はすることなく、予定通り引き渡しまで終わっていればみんな笑顔だったはずなのですから。

結果、necottoは当初の予定より銀行融資を500万円ほど低く抑えることができました。ピックアップされた損害のそのほとんどを、S社は飲むことになったのです。

 

もしもあなたが、僕らのようなトラブルに遭遇するようなことになったなら、迷わず弁護士相談をお勧めします。「無料相談」をやっているところが多いですし、自分たちだけで会社などの組織と戦おうとしても言いくるめられるのがオチですから。弁護士の存在をちらつかせるだけで相手の態度は変わります。本当です。

もちろん僕ら自身も用心を重ねていました。H29年4月完成は怪しいと感じ始めた頃から、S社との交渉や電話の会話は全て録音し、約束は全て覚書や念書など書面で取るようにしました 。これは弁護士の先生にも褒められた部分です。やはり自衛は大切です、何事にも。

f:id:showjyoneco:20190510230816j:image

やりたくなかった補償交渉、こうしてそれも何とか乗り越えたのです。

                                つづく