まっぴらごめん~50歳からのセミリタイア挑戦~

老後は好きなことして過ごしたい! 生活のために働き続けるなんてまっぴらごめん。余生を「猫の保護活動」に注力するため、セミリタイアを目指して奮闘する日々を綴ります。

necottoの先人たち。保護猫の活動のきっかけ。

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東京キャットガーディアン

 僕たちが「保護猫共生賃貸®necotto」を開業するにあたり、そのきっかけとなったのが一冊の本との出会いです。それが「『猫を助ける仕事』山本葉子・松村徹 著」です。

 著者の一人である山本葉子氏は、東京キャットガーディアンの代表です。氏は同著の中でこう訴えます。「足りないのは愛情ではなくシステム」だと。もし、動物の保護活動に興味がおありならぜひこの本を手に取っていただきたい。

  ともするとひたすら自腹を切って先細っていくか、逆に利益に走ってしまって詐欺集団と揶揄されるような状態に陥るようなこととなる保護活動を、きちんと経済的に自立した「ソーシャルビジネス」にしなければならないと、山本氏は訴えるのです。

 それまで僕たちは「猫は大好きだけど保護活動まではちょっとキツイかな」と思っていましたし、保護団体に関しても「なんだか胡散臭いとこ多いよね」という印象を持っていました。しかし、それがきちんとビジネス化できて、そして結果として社会にとって役にたつのであれば、そんな素晴らしいことはないと気づいたのです。

 「無理せずにできる保護活動」それが広がっていけばどんなに良いでしょうか。

 

「保護猫共生賃貸」という発想

 東京キャットガーディアンではすでに「猫付きマンション」「猫付きシェアハウス」を展開してらっしゃいました。そして今回、僕らが古い貸店舗物件を建て直すにあたって考えたのが「保護猫共生賃貸」という考え方です。建物に猫が付随するのではなく、あくまでも猫は人に付随するもの。「保護猫を終生飼養してくれる人」を対象にしたアパートを建てよう!それが僕らの答えでした。

 大いに東京キャットガーディアンさんの考えや活動をリスペクトさせていただいておりますが、きっとあちらは僕らのことなんて知らないでしょう。ただ、もし知ってもらった時に「いいね!」と言ってもらえたらと思ってます。

 

沖縄の「まやちぐら」さん

 実はnecottoには尊敬すべき兄貴分的なアパートがあります。それが沖縄県中頭郡にある猫専用アパート「まやちぐら」さんです。オーナであるT氏はやはり山本氏の「足りないのは愛情よりシステム」との考えを元に、「まやちぐら」をオープンさせていました。

 necottoの建築に動き始めた僕らは、さっそくT氏にコンタクトを取りました。そして不躾なことに「お会いできないか」と申し込んだのです。

 T氏は快く承諾してくれ、H29年夏、僕らはまやちぐらを訪問します。すでに満室だった(羨ましい!)のでアパートは外観と共用部のみでしたが、まやちぐら内のご自宅に招いてくださり、そこで数時間語り合いました。今でもまやちぐらさんとはSNS上で交流を続けさせてもらっています。

 そのまやちぐらさんも東京の「Gatos Apartment」を参考にされたそうです。

保護猫のソーシャルビジネスは確実に広がりを見せているのです。

これからの保護活動

僕は、これからの保護活動はより開かれたものになっていかねばならないと思ってます。そして、誰もが参加しやすい環境がもっと作られていかないといけないと思ってます。最初は「軽い気持ち」でいいじゃないですか、「ちょっとだけ」でいいじゃないですか。そしてそれが経済的負担も少ない、もしくは無い、ボランティアではなく報酬が払える活動になれば、ぐんと間口も広がることに繋がる。

 動物保護の活動が、地域の清掃活動のように普通のことになること。それがこれから目指すべき形だと思っています。

 

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