☆☆生後3週間くらいまでは介助が必要☆☆
小さな子猫は自力で排せつできません。母猫がいれば肛門付近を舐めて排せつを促しますが保護猫は人が介助をしてあげる必要があります。
ミルクを飲ませる前に排せつさせた方がミルクをよく飲む子が多いようです。
中にはミルクを欲しがって暴れる子もいます。
タイミングはミルクの後でも大丈夫です。
右利きの場合は左手で子猫のわきの下を支え、右手で肛門付近を刺激します。
(左利きなら反対に)刺激の仕方は母猫が舐めるイメージで
上下に優しく擦るようにします。
ティッシュを重ねたもの、タオル、コットン、綿棒、ガーゼなどを
人肌のお湯で濡らし刺激します。素材によってはかぶれる子もいますので
注意深く観察し、かぶれるようなら指を使いましょう。
流し台や洗面所でぬるま湯を出しながら指に付け刺激すると
摩擦も少なくお尻も洗えて清潔です。
ちょっとした刺激で排せつする事もありますので
寝床を汚さないよう、排せつさせる時は出なくなるまでさせましょう。
人工ミルクを飲んでいる子猫は最初の数日間便秘や下痢をしやすいです。
1~2日は様子をみて大丈夫ですが3日以上続くなら病院に
連れて行きます。
ミルクを飲んでいる間はコロコロしたウンチではなく柔らかく
黄土色の絵具のような感じが正常です。
便秘の場合はミルクを薄めに作ってみたり、お湯で濡らし固く絞ったタオルで身体をこまめに拭いて血行を良くして排せつを促してみましょう。
下痢の場合はミルクを薄く作っていないか作り方を確認し規定量で作る、
体温低下が考えられるので保温するなどしてみましょう。
活発に動き回るようになったらトイレの練習です。
生後1~1カ月半には遅くとも始めましょう。
子猫が自力で入れる高さ(約5センチ)で、子猫が自由に
動き回れる大きさ(20センチ四方以上)の入れ物にトイレ用の砂を
入れたものを用意します。この入れものは子猫用のトイレが
手に入らなければ、段ボールにビニールを敷いたものや空き缶などで代用できます。
砂は細かいウッディタイプが良いでしょう。
鉱物系だと鼻から吸い込み、気管支炎を起こす危険がありますし
紙の砂だと粒が大きく足場が悪いので不向きです。
子猫の間はトイレまで間に合わない事があります。
トイレは寝床の近くにおいてあげると良いでしょう。
猫は本能的に砂を掘って排せつする感覚が備わっているので
教えると比較的すぐ覚えてくれる子が多いのですが、個体差がありますので
根気よく教えましょう。
寝起きや授乳前などに排せつしやすいのでそのタイミングで
トイレに連れて行き、目の前で指で砂をかくマネをしてみせます。
少しでも自分のおしっこの匂いがつけば覚えてくれやすいです。
新しい砂やトイレにする時も前の砂を入れると匂いで
スムーズに使ってくれるようになるでしょう。
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