写真はイメージです。リンク元:toraemonさんによる写真ACから
よその子をきちん怒る大人は居なくなり、突然キレる人が増えた
仕事で電話対応をしていると、突然怒り始める人が居ます。怒るというよりキレると表現した方が良いような変化です。
これには大きく二つのパターンがあって、
一つは「ずっとこちらの話や話し方を不愉快だと思っていて、ある時点で我慢の限界を超えて怒り始める」パターン。
もうひとつは「こちらに思い当たる節がないのに、突然怒り始める」パターンです。
厄介なのはもちろん後者。対処にも大変苦慮するパターンです。
こうなるとまず「待つ」しかありません。
怒りという感情はそう長続きはしないからです。
黙って相手の話を聞き、相手の怒りが収まるのを待ちます。ここで大事なのが「適度に相槌を入れる」こと。これも難しくて、タイミングを誤ると「聞いてんのか!」になったり「黙って聞け!」となったり、火に油を注ぐことになります。
心理学上は突発的な怒りの持続時間は「4分半」と言われてるのだそうです。
この4分半をいかにやり過ごすか。そこが肝心となります。
同じような事で、電車の中やお店の中で、子供連れのお母さんに怒鳴り散らしている人を見ることがあります。
お母さんは平謝りしているのに、怒鳴り散らし、もはや怒るというより罵っているというだけの人です。
「怖いおじちゃんに怒られるから静かにしましょうねぇ」なんて、マナーの無い母親のことが取りざたされたりしますが、そうではなく、きちんと謝っているのにそれにつけ込むかのように怒鳴る人が居るのです。そしてそういう人が増えていると、僕は感じます。
怒っていい人、みーつけた
思うに、そういう人は普段の不満や怒りをぶつけることが出来る対象を探しているのではないでしょうか。恐らく無意識に、です。
それが「怒っていい人」を見つけた途端に一気に噴き出す。それが突然キレる正体なのではないかと思います。
僕のような顧客対応の仕事をしてる人間だったり、子連れのお母さんだったり、コンビニの店員だったりです。
これが「怖そうな人」だったら、そんな相手にキレたりしないでしょう。それは怒っていい人ではないからです。対象はあくまでも「絶対に反発してこないであろう」人に限られます。
職場でやると、キャリアが終わる
その「怒ってもいい相手」、現在の日本社会ではまだまだ「職場の部下」だったり「後輩」だったりします。それを職場で、他の人が見ている前で叱り飛ばし、怒鳴る人が存在するのを皆さんも知っているのではないでしょうか。
「君(お前)の為を思って言ってるんだぞ!」そんなセリフを耳にすることがありますが、大抵ウソです。そう思ってるなら、その相手の自尊心を傷つけないように、他の人の目が無いところで、そっと忠告するだけでいいはずです。
他の人の目の前で怒鳴ることは、権威の誇示(パワハラ)、優越感の獲得、そして憂さ晴らしなどに起因すると僕は思っています。
外資系の企業では、職場で怒鳴るなんてことやった瞬間に、その人のキャリアは終了するんだそうです。怒りの感情をコントロール出来ない人、すなわちアンガーマネジメント出来ない人、という評価が即座に下されるというわけです。こういう考え方、早く日本企業にも広まって欲しいものです。
「不機嫌な時代」
今、みんなが不満や不安を抱えています。
その感情を「怒り」として誰かにぶつけたいのも分かります。しかしそれは、結局は自分を評価される上でのマイナス要因にしかならないことをしっかり理解し、その感情と付き合っていかねばならない、僕はそう思います。
アンガーマネジメント。それはビジネスのためだけでなく、今後の自分の人生をより豊かにしていくためのスキルだと言って良いでしょう。
にーには神対応できる人!
いや、そんなことないよ(^^;
だっていつだって「お腹空いた」って言えばご飯くれるじゃん。
それは神対応じゃなくてただの甘やかし(^^;
だって僕ら猫だもん。猫可愛がりされてしかるべきだと思います!
それねーねに言える?
・・・・・・言えません。
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