まっぴらごめん~50歳からのセミリタイア挑戦~

老後は好きなことして過ごしたい! 生活のために働き続けるなんてまっぴらごめん。余生を「猫の保護活動」に注力するため、セミリタイアを目指して奮闘する日々を綴ります。

夢の月収30万円

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ついに現れた格差

阪急電鉄の中吊り広告が炎上して、撤去に追いやられたというニュースをご存じだろうか?

今月1日から30日までの予定で掲載されるはずだったこの広告は「はたらく人たちを応援する」ことを目的に「はたらく言葉たち」という書籍から80の文章を抜粋して載せていました。

その中の『毎月50万円もらって毎日生き甲斐がいのない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか。』という80代の研究者の言葉とされる一節などにネットが反応。阪急電鉄への抗議の電話やメールも寄せられ、ついには10日での撤去へ繋がったというものです。

www.excite.co.jp

 

僕も電車通勤をしている身ですが、さすがにこれを毎日見せられると辟易しますね。ネットでの批判に「ごもっとも」と感じました。

しかしこれを「過剰反応」と見る向きも少なくありません。見出し風に言えば「阪急電鉄の中吊り広告に賛否」ってやつです。

 

僕はこれを単なる意見の相違というより、ついに「格差社会における感覚のずれが具現化した」事案であると考えます。ある一定の層のものの考え方、感じ方は、別の層の人間には理解されない、出来ない時代がついにやってきたのです。

 

僕は以前の記事にも書きましたが、結構なジョブホッパーで、お世辞にも人さまから褒められる20代30代を過ごしてきたとは言えません。時給で働くことがほとんどで、月に20万超えると「今月は死ぬほど働いたな」と感じていたものです。

 

月収30万円なんて、夢のまた夢、僕のような非正規街道を歩いてきた人間からすれば、ムリゲーとしか思えません。だって月に200時間働くとしたら時給1500円ですからね。

 

しかし、そんな考え、感覚が分からない人たちが居るのです。大学を出て正社員として働き、常に月給で仕事をしてきた人たち。時給とか日給とかの感覚を持ち合わせてない人たちです。

 

あなたはどちら側でしょうか。どちらにせよ「そんな世界があるんやねぇ」とお互いの世界をまるで外国のように感じているはずです。

 

残念ながらそれぞれの世界に生きる人間が、他の世界の人間を理解することはできません。できるのは理解しようと努力することだけです。「格差が拡がる」。ニュースの中だけの言葉のように感じていたことが、今現実としてこうやって現れているのです。

 

電車通勤をしない人たち

朝のワイドショーで今回のことが取り上げられMCであるお笑いタレントさんは「ネット炎上を企業は怖がりすぎ」と締めくくっていたそうです。他のコメンテーターからも様々な意見が出されたのですが、その中でも「ふざけんなというのはわかるが、SNSでいちいち怒っている人ってなんなのですか。うるさい少数派です」という意見、これこそが他の世界のことが分からない、そして理解しようともしていない人の意見なのではないでしょうか。

 

そもそもこういったテレビでコメントを述べる人たちは電車通勤するのでしょうか。電車を使うことがあったとしても、毎日の通勤ラッシュに身をさらすことがあるでしょうか。

 

そんな人たちが、中吊り広告の心無い言葉に不快感をどうしても覚えてしまう我々を論じること。それはつまり意見ではなくただの感想です。

 

タクシー移動する人に、電車通勤の苦労は分からないし、我々に年収800万で幸せを感じられないとか言っている人たちの苦悩は理解でません。

 

そういう時代が、幕を開けたのです。

 

にーに、今日はお怒りモード?

そうじゃないけど、なんだか悲しいよね。

みんな仲良くできないのかしら?

僕はできると信じてる。けどそのためにはお互いの努力が必要な時代になった。そういうことなんじゃないかな。

はい、本日のまとめ出ました。ちなみにウチはみんなアタシにひれ伏していれば、それでいいのよ?

はいはい、お嬢様(笑)

 

 

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