凪ですな、凪
第198回通常国会が閉幕しました。最後まで「解散総選挙はあるか?」と騒がれていましたが、結局それもなく、政局は夏の参院選へ向かうようです。
総選挙しても恐らく勝てたであろう与党、いや、安倍総理。
今回解散総選挙に打って出なかったのは、ぶっちゃけ余裕だからでしょう。
恐らくですが、このままいけば盛り上がることなく選挙は終わり、秋には予定通り消費税が上がるでしょう。そしてまた「改憲」論議がムクムクと頭をもたげてくるのではないでしょうか。
野党は「年金2000万円問題」を振りかざしてみたものの、思ったほど安倍内閣の支持率は下がらず早くも気勢がそがれた印象です。
そもそも対案がないことを見透かされているので支持が広がるはずもなく、挙句に三原じゅん子氏に「恥を知りなさい」と一括される始末(いやいや、この演説凄かったですね。そりゃぁネット騒然ですわ)。
この三原じゅん子氏の演説を見てて感じたのが
「タレント議員って、突き抜けちゃうんだなぁ」ということです。
そう、もちろん先日記事にした山本太郎氏のことも含めそう思います。
良きにつけ悪しきにつけ、タレント議員は注目されます。
だからこそこぞって各党が候補を擁立するわけですが、今回はそのタレント議員について僕が思う所をお話ししたいと思います。
世界的にも珍しい非拘束名簿方式
往々にしてタレント議員の多くは票集めの道具としての側面が強く、当選後にめざましい成果を上げた人はあまり居ません。僕の中では扇千景さんなどはかなり頑張った方だと思っているのですが、若い人は知らないでしょうね(笑)
特に参院選はそれが顕著なのですが、その理由は「非拘束名簿方式」が採用されているからです。すなわち「候補者個人の名前を書いて投票すると、それがそのまま政党の得票になる」という、まさにタレント候補万歳的な方式なのです(今回の参院選では拘束名簿方式との混合になる予定)。
今回もすでに立候補を表明した人、立候補が取沙汰されている人など様々ですが、その候補がどの政党から出馬しているのか、それだけは気にかけておいた方が良いと思います。ちなみに、すでにネット上を騒がせている元モーニング娘の市井紗耶香氏は立憲民主党からの立候補ですよ。
どうせなら突き抜けちゃいなよ、ユー
どの候補に投票するのか。それは完全に有権者一人一人の意志により決定されるべきことです。そうでないといけないと僕は思っています。
もちろん、タレント候補に投票することだって誰に批判されるようなことでも、恥ずかしいことでもありません。
ただ、タレント候補の方にはこれだけは言いたい。
立候補までの経緯は色々あるのでしょうが、政治家になるという目標を定めた以上は何かしらの理想、目的を持っていてほしい、と。
3年前の参院選で当選した元SPEEDの今井絵理子氏が沖縄の問題について「これから勉強します」と発言して炎上したことは記憶に新しいところです。
政党の道具になるのではなく、逆に政党を利用してやるくらいの気概で立候補してほしい。そう思うのは贅沢でしょうか?
今井氏はその後スキャンダルなどもあり、あまり目立った活動を目にすることがありませんが、確か「母親目線での政治」などを訴えていたはずです。せっかくの任期、それも僕らの税金で活動するのです。なにかしらの成果を残してほしいと切に思います。
もちろん今井氏に限らず、全てのタレント議員が、です。
そしてどうせなら、突き抜けちゃっていいんじゃない?
僕はそう思っています。
既存の政治体制の中では異物でしかないその存在が、「潰さないと危険だ」とまで思われるくらい異彩を放つことは、それこそ「タレント」と呼ばれるスキルの本分なのではないでしょうか。
そういう人が現れて、その上でどのような選択するのか、それは僕たちが自ら決めることなのです。選ぶのは僕ら自身。それを忘れてはならないと思います。
にーに、また政治の話してる・・・。
こないだ「政治」「宗教」「野球」は飲み屋ではタブーって忠告したにゃ?
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