まっぴらごめん~50歳からのセミリタイア挑戦~

老後は好きなことして過ごしたい! 生活のために働き続けるなんてまっぴらごめん。余生を「猫の保護活動」に注力するため、セミリタイアを目指して奮闘する日々を綴ります。

博多にある「ねこ蔵ホステル」さんを訪ねました

f:id:showjyoneco:20190824100357j:plain

 

8月21日水曜日、午後18時

 この日は絶対に残業するわけにはいきませんでした。なにせ「ねこ蔵ホステル」さんへの訪問の約束があるからです。

サラリーマン大家の悲しさ、自由になる時間はそう多くありません。

ダメ元でねこ蔵ホステルさんの問い合わせフォームから連絡させていただいたところ、快くお会いしていただけるとのお返事。お互いの予定をすり合わせ、今日の訪問となったのです。遅れるわけにはいきません。

幸いねこ蔵ホステルさんは僕の職場と同じ福岡市博多区にあります。

Googleさんによると徒歩で20分。ダイエットも兼ねて歩きます(笑)

 

こういう時、僕は出来るだけ裏道、というか細い道を選びます。なぜなら「猫と遭遇する確率が上がるから」(笑) この日も2匹の猫ちゃんと出会えました。一匹はサクラ猫でした。もう一匹は遠くて分かりませんでしたが、チチチと呼びかけると振り返ってくれました。もう完全に不審者ですね。

f:id:showjyoneco:20190825163040j:plain

道すがら出会ったサクラ猫さん

f:id:showjyoneco:20190825163142j:plain

見返り美人さん(想像w)

そんなこんなで到着は17時50分、バッチリです。現地で妻と合流です。

 

「ねこ蔵ホステル」とは

ねこ蔵ホステルは、保護猫シェルターにゲストハウスとカフェが併設した、とても個性的な施設です。

シェルターは壁の1面がガラス張りになっており、ゲストハウスの宿泊者やカフェの利用者が中の様子を見ることができるようになっています。

 

ゲストハウスやカフェの収益の一部が保護活動へ充てられます。

 

当日シェルターには 常駐猫さん3匹に加え、保護猫が14匹居ました。基本、シェルターの中に入れるのはスタッフさん以外では里親希望の方だけなのですが、この日は特別にシェルターの中でお話させていただきました。

 

f:id:showjyoneco:20190825162904j:plain

実は新人ボランティアスタッフさんの研修と時間が重なってしまい、スタッフさんへの支持を出しながらのお話となったのです。大変申し訳なかったのですが、これは僕らにとっては猫たちにも触れ合えるし、普段目にすることが出来ない保護の裏側、スタッフさんのご苦労も目にすることができるという、まさにこの上ない幸運でした。

 

僕らもほんの少しだけですがシェルターのお掃除のお手伝いをさせていただきました(^_^)

ねこ蔵さんの取り組み

 シェルターの管理など、保護猫の活動をしているのは「福ねこハウス@ねこ蔵」という団体になります。施設全体の運営と、保護猫の活動が分かれている感じですね。この日はこの「福ねこハウス@ねこ蔵」の主宰である井上氏とお話させていただきました。

動物愛護センターからの引き出し、里親探し

福ねこハウスさんの活動は基本的にこの「動物愛護センターからの引き出しと譲渡先探し」となります。引き出し元は福岡県と福岡市、それぞれの動物愛護センターからです。

平成29年のデータになりますが、この年に福岡県で殺処分になった猫の数は1,360匹。そのうち子猫が1,113匹(※福岡県庁統計より)。そうです、殺処分になる猫の大半はまだ生まれて間もない子猫なのです。

 

結果、ねこ蔵ホステルのシェルターに居る猫の多くが子猫になります。シェルターに居る居る子たちはみんなとても人懐こいですよ。僕ら夫婦もすっかりメロメロになっていまいました(笑)

 

f:id:showjyoneco:20190825162933j:plain

猫たちに大人気の白梅華

その他にボランティアスタッフさんの家で保護されている子も現在シェルターに居る子と同じくらいと仰ってたので、全部で約30匹くらいの猫が居ることになりますね。

 

譲渡会の開催

福ねこハウスさんは定期的にシェルターでの譲渡会を開催しています。基本的に毎月第二日曜日に開かれていますが、お注意いただきたいのがこちらは予約制ということです。シェルターに入れるのは時間を区切っての1組ずつになっているのです。

譲渡会についての詳細やお問い合わせは福ねこハウス@ねこ蔵のFacebookページからお願いします。

 

定期譲渡会以外にも、別途里親希望の申し込みも可能ですが、こちらも基本的に予約制となりますので、同Facebookページやメールでお問合せいただくようお願いいたします。

利用についての注意点

 その他の注意点として井上氏が仰ってたのが「カフェを利用すればシェルターに入って猫と触れ合うことが出来ると誤解している」人が非常に多いということです。

前述した通り、シェルターに入れるのはスタッフ以外は里親希望の方だけです。ゲストハウスの利用者は予約時に希望を出せばシェルターの掃除や猫への餌やりなどボランティアのお手伝いが出来る場合がありますが、カフェ利用の方はシェルターに入ることはできません。

しかし、美味しいお茶やお酒、そして料理を楽しみながら猫たちの様子を眺められるのは、それはそれで猫好きさんには堪らないシチュエーションなのではないでしょうか。

シェルターを見ることが出来るのは午後8時まで

動物愛護法により生体展示は午後8時までと定められています。そのため、午後8時になるとシェルターにはカーテンが下ろされて中を見ることはできなくなりますのでご注意ください。

カフェは金・土・日のみ昼間11:30~17:00でカフェ「茶蔵(さくら)」として。そして日曜以外の18:30~翌3:00まで日本酒Bar「夜茶蔵(よざくら)」として営業しています。うーん、お洒落! お店の雰囲気も抜群でしたよ。詳しくはHPをご覧くださいね。

www.nekokura.co.jp

まとめとして。「お会いできて良かった」

実は、こちらのシェルターにはnecottoの入居者さんが里親募集で来訪されたことがあるのです。その際は福ねこハウスさんの譲渡条件に合わずに譲渡は成立しなかったのですが、そういった経緯もあり、井上氏は僕らの考えや思いを一度聞いてみたかったとのことでした。ですので、忙しい中こうしてお時間を割いてくださったのです。

 

それはそうですよね、いきなり「保護猫を飼うことを条件のアパート」に住むので猫を譲ってくださいと言われても、保護団体さんは警戒して当然です。

この点については僕らも反省すべき点でした。やはり僕らの考えや思い、そういったものを出来る限り発信し、可能であれば直にお会いして伝えていく、それが本当に大事なのだと、今回の件で再認識しました。

 

それが今回こうしてお会いして、お互いの保護猫に対する思いを語り合うことで、すっかり僕らは意気投合したのです。話は尽きることなく、気付けば20時。カーテンを下ろす時間になっていました。

 

井上氏には本当に貴重なお時間を拝借して感謝の気持ちしかありません。

お互いの手法は違いますが、不幸な猫を一匹でも減らすため、今後も頑張っていきたいと思いを新たにしました。

 

どうか皆さん、ペットを飼いたいと思った時、「里親になる」という選択肢があることを忘れないでください。

 

▼よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村


ライフスタイルランキング