- 「メタロ・バランス(MB)がんリスクスクリーニング検査」とは
- MB検査を受けようと思い立った理由。
- 職場の健康診断だけでは足りないが人間ドッグは負担が大きい
- MB検査を人間ドッグや精密検査を受けるための指針とする
「メタロ・バランス(MB)がんリスクスクリーニング検査」とは
先日の土曜日、令和元年8月10日に「メタロ・バランス(MB)がんリスクスクリーニング検査(※以下MB検査)」を夫婦で受けてきました。
僕らの住む福岡県では福岡市西区にある「伊都の丘病院」で受けることができます。
MB検査とは採血により体内のミネラルなどの微量元素の濃度バランスを測定し、特定のがんリスクを判定するという検査です。性別により検査対象となる部位が異なっており、
- 男性:大腸・胃・肺・すい臓・肝臓・前立腺
- 女性:大腸・胃・肺・すい臓・肝臓・乳・子宮頚・子宮体・卵巣
の各部位が対象となります。
検査方法は採血のみのため身体的負担が少なく、短時間で終了するのが特徴であり、魅力と言っていいでしょう。
費用はスタンダードMBコースで9,900円。継続研究に協力しない「検査のみ」のコース16,200円も用意されています。
僕ら夫婦は継続研究に協力するスタンダードMBコースを選択しました。
詳しくお知りになりたい方は公式HPをご覧ください。
MB検査を受けようと思い立った理由。
僕も今年で50歳。大きなローンも抱えています。
家族に迷惑を掛けないためにも、これまで以上に健康には気を付けねばなりません。ダイエットに取り組んでいるのはこのブログでも書いてきましたが、それは健康リスクを少しでも下げるための取り組みであり、当然ながら痩せたからといって安心できるわけではありません。
特に僕は母を「胃がん」で亡くしたという苦い経験をしています。
僕の家系は大部分が「循環器系の疾患」で亡くなっています。心臓病、脳卒中などです。そのため母は「ウチの家系はがんにならない」と言ってがん検査は受けなかったのです。体調不良を訴え、精密検査を受けて結果が出た時には既にステージⅣ、入院して三週間で世を去りました。77歳でした。
彼女は自分で言うように心臓疾患を患っており、毎月治療と検査のため通院していました。亡くなる前年にはバイパス手術を受け、担当医は「これで90歳まで大丈夫」と太鼓判を押してくれました。
それが、一年もたたずにがんで命を奪われる。「毎月病院に行きよるし、がん検診やら受けんでよか」という母の言葉を鵜呑みにして、そのままにしてしまった自分を今も責め続けています。
この体験が僕のがんに対するリスク意識を決定づけました。
専門の検査を受けねば、がんは見つからないのです。
どんなに気を付けていようとも、健康的な生活を送っていようとも、リスクはゼロにできないのです。
であれば、適切にリスクを把握する事が大切になります。
職場の健康診断だけでは足りないが人間ドッグは負担が大きい
毎年、職場の健康診断は受けています。妻もそうです。ここは会社員であることをありがたく感じますが、やはりこの歳になるとそれだけでは満足ではないと感じます。
胸部レントゲン、検便、エコー検査。がんにまつわる検査はこのくらいでしょうか。
より精密に検査するためにはやはり「人間ドッグ」という選択肢になります。
しかしご存知の通り人間ドッグは高額です。僕も昨年受けましたが、会社の補助を使っても4万円程度になりました。(予防医療に力を入れるなら一日も早く保険適用にしろと政府には言いたいのですが、それはまた改めて(笑))。相場は選ぶオプションによりますが、最低3万円~8万円程度が相場と言われているようです。
それに、人間ドッグは肉体的にも負担が大きいと感じます。「受けない方がいい」などという極論もあるようですが、ちょっとそれは言いすぎと僕は考えています。
ただはっきり言えるのは「人間ドッグを受けるとぐったり疲れる」ということでしょうか。経験のある方も多いと思います。
そこで、今回のテーマであるMB検査です。
MB検査を人間ドッグや精密検査を受けるための指針とする
MB検査を受けると、2~3週間で検査結果が送られてきます。
リスクはA~Dの4段階で評価されます。
- A:最も低リスクである(1/3000)。
- B:通常の検査で「異常なし」とされるレベル(1/600)。
- C:要経過観察。半年後にMB再検査が推奨される(1/200)。
- D:要精密検査(1/20)。
カッコ内は男性大腸がんである確率を示しています。要するに、たとえD判定でも精密検査を受けて実際にがんと診断されるのは20人に1人ということです。
しかし「精密検査を受けよう」と判断する材料には十分ではないでしょうか。
MB検査は始まったばかりの研究であり、保険適用もありません。
現段階ではより多くのデータを集め、その信頼性や正確性を高めている状況です。その為に継続的参加を呼び掛けているのですが、それにより人間ドッグを受診する契機を見極められるのであれば、こちらにもかなりの恩恵があるのではないでしょうか。少なくとも僕はそう考えています。
毎年MB検査を受け、D判定の場合速やかに精密検査を受ける。これが現状考えうる、もっとも経済的身体的両面での負担を少なくし、かつ信頼性が担保できる方法ではないか。僕はそう思っています。
無論、これはあくまでも僕自身の自己責任における判断です。
検討されるのであれば、良く説明を読み(聞き)、ご納得の上でご利用ください。
結果が送られてきましたら、また報告いたします。
にーに! 「家族」って僕らもだよね!?
当たり前やん(^_^)
当然よ。にーにはあたしたちのために働いてるんだから。
いや、確かにそうだけど・・・(;^_^A
言わばあたしたちの下僕!よ
ガハッ!Σ(´ロ`; でも否定できない面も(笑) 猫飼いさんあるあるやなぁ(;´・ω・)
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