まっぴらごめん~50歳からのセミリタイア挑戦~

老後は好きなことして過ごしたい! 生活のために働き続けるなんてまっぴらごめん。余生を「猫の保護活動」に注力するため、セミリタイアを目指して奮闘する日々を綴ります。

税金と、年金と。~なぜ老後「資金」なのか~

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切り崩すのが前提の老後のお金

明るい未来を思い描けない現代、巷にマネーゲームと呼んで良いような情報が溢れています。FX、株、仮想通貨・・・。僕もセミリタイアを目指すと宣言している以上、避けては通れない部分ではあるのですが、どこかしら今の狂騒に冷めた気持ちを感じています。

僕は「老後夫婦2人で月の生活費30万円」を捻出できるようなるのが目標なので、投資で俗に言う億り人などを目指しているような人とはそもそもの部分から相容れないのは致し方無いのかもしれません。

 

僕は不労所得のみで「月30万」を確保したら、生活の100%を保護猫の活動に費やしていこうと、本気で考えています。ねこまみれの老後が僕の理想です。

 

そこで巷に溢れる情報に話を戻しますが、今は経済誌だけでなく、オレンジページやESSEと言った生活情報誌、果てはゴシップ系週刊誌にいたるまで老後「資金」の特集が組まれています。その中では「豊かな老後を過ごすためには60歳で〇〇〇〇万円必要!」などという見出しが躍っているのを、皆さんも目にされているでしょう。

しかしなぜ老後「資金」なのでしょうか? あたかも貯金が無いシニアはお先真っ暗と言わんばかりです。ちょっとおかしいと思いませんか? しかも記事によって必要な資金は2000万だったり3000万だったり、さらに高額だったりするのです。

 

老後は「資金を切り崩して生きていく」のが前提という考え方、それがそもそも間違っているような気が僕はします。

 

人生100年時代

なんてことを耳にします。偉い人たちが言ってます。

だから「健康で明るい、いつまでも元気で働ける社会」を目指すんだそうです。お題目は大層立派ですが、要約すれば「死ぬまで働け」そういうことです。

無論、健康で元気があれば働くことはやぶさかではありません。ただ、生活のためだけ、食べるためだけに働き続けなければいけなかったとしたら、それは「明るい社会」とは呼べないでしょう。せめて人生の終盤は、好きなこと、やりたい事をやって、それで食べていけて、それで社会の役に立っていると実感できる、そんな日々を送りたい。僕は本気でそう考えていますが、それは贅沢なのでしょうか。

 

否が応でも人は年を取ります。老いていきます。だったらその人生の黄昏を、どうやって過ごすのか。巷に溢れる情報は「今の生活レベルを死ぬまで維持する」ことに躍起になっているように、僕は感じます。

そうではなく、「老後、つつましやかでも明るい、笑顔のある生活ができるだけの、継続的な収入を確保」することが、最も大事なのではないでしょうか。

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年金がある。社会保障がある。そして税金がある。

今年の4月、僕は2通のバースデーカードを受け取りました。

1枚は「ねんきん定期便」、もう1枚は「固定資産税のお知らせ」です。な~んだ、と思われました?すみません。しかし、この2枚のカード(お知らせ)は、今後の僕の人生設計を図るうえで、見過ごせない大事な情報です。老後の収入の柱は年金ですし、税金と社会保障費は死ぬまで付きまとう人生の陰なのですから。

この2枚のカード、僕に「恐ろしく安い年金額」と「目が飛び出るくらい上がった固定資産税」を僕に突き付けてくれたのです。どちらもまごうことなき現実です。

 

老後の生活費の柱、それはなんと言っても年金です。今年50歳になった僕に届く「ねんきん定期便」には、これまでのものとは全く異なる変化が生じます。皆さんご存知ですか? ねんきん定期便には「年金見込額」が記載されるのですが、49歳までの定期便では「納付実績のみで計算された年金額」が、そして50歳以降の定期便には「現状のまま60歳に到達したら」という全く違う計算方法で試算された見込額が記載されるのです。

 

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こちらが、今年僕に届いたねんきん定期便です。恥ずかしながら、若いころは結構なジョブホッパーで、ろくに厚生年金に加入する仕事にはつきませんでした。今でこそ厚生年金加入で働いていますが、それも契約社員、いわゆる非正規です。そんな僕が今の仕事で、同じようなお給料をもらい続けて60歳まで働いても、65歳から受給できる年金は年に90万強。はっきり言ってムリゲーです。

ではどうするか、手は2つ。老後に備えて貯蓄に励むか、年金以外の収入を確保するか。

僕は後者を選びます。いや、後者に軸足を置きます、と表現した方が正しいでしょうか。貯蓄したって、寿命なんて分かりません。足りないかもしれないし、使い切れずに終わるかもしれません。ならば継続的な収入を確保することが、より現実的なのではないかと僕は思います。

 

flow from savings into investing

どれだけの収入が必要なのか、それは「どれだけの支出が生じるのか」を把握していなければ割り出せません。今回、とんでもなく上がった固定資産税のお知らせが届いたわけですが、それはセミリタイアを目指して打った第一手、necottoの建築があったからです。新たな収入源が、新たな支出も呼ぶ。致し方無いこととは言え、現実はなかなかに厳しい。

しかし以前の記事にも書きましたが、necottoの建築に際して、僕ら夫婦は自分たちの資産状況、経済状況を丸裸にされ、その内容を再認識させられました。であるからこそ、今は今後の明確なマネーフローやビジョンが描けるのです。

 

未来は色々なパターンに分かれています。そしてそれは常に変化しつづけます。

あみだくじではないのです。常にその先には新たな道が現れたり消えたりします。それは「今の自分」がどういう行動を取ったのか、全てそれで決まっていくのです。

 

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